心理的安全性ラボ代表の玉居子(たまいご)です。
珍しい苗字が気になってしまった方も多いかと思いますが、本名です。
それはひとまず置いておき、今回は心理的安全性ラボがお送りするコラム第一弾として、私が現代日本において感じている危機感に対しての思いをぶつけたいと思います。
それは、「今は明治維新にも匹敵するような激動の時代にある!」ということです。
という意味で、タイトルにおいて「令和維新」という言葉を使ってみましたが、政党の令和維新党とは関係も関連性も全くないことをお伝えしたうえで進めたいと思います。
さて、言わずと知れた「明治維新」という言葉ですが、こちらは260年間にも渡って世を統治してきた徳川幕府時代が幕を下ろし、現代日本の政治・社会システムの基盤が作られることとなった明治時代へと移行していった変革のことを指します。
明治維新では、鎖国が解かれ(開国)、幕府が倒されて新たな政府が立ち(明治政府樹立)、自治で成り立っていた藩がなくなる(廃藩置県)、武士の身分がなくなり…などなど、江戸時代と聞いて思い浮かぶ代表的な事象がザクザクと斬られていきました。
「武士だけに笑」とか笑っていられないほどの変化です。
そんな大きな変革が、令和の今、起きようとしています。
平成から現在にかけて、通信の国境がなくなり(インターネットの普及)、以前は人がしていた仕事もどんどん機械が行えるようになり(AIやITの発達)、様々な情報にアクセスできるようになり(メディアの多様化)、物に価値を置く価値観の変化が変わっていきました。(モノ消費からコト消費へ)
そんな時代の過渡期に「新型コロナウイルスのパンデミック」という“黒船”がやってきたことにより、旧体制然としていた「日本人の働き方」にも大きな変化が起きたのです。
リモートワークの普及により「仕事はオフィスに出勤して行うもの」という概念が変わり、「仕事はどこでもできる時代」という価値観が、一部の特別な人たちのものではなく一般に広がり、その勢いは加速し続けています。
誰も解決することができなかった満員電車の乗車率も緩和されてしまったくらいの強制的な変化が起こっている今、時代の変化についていけずに取り残されてしまった人たち、具体的には古い価値観で生きるサラリーマンや経営者、もっと言えば「昭和的価値観で生きているサラリーマンや経営者」はどうなっていくのでしょうか。
彼らは明治維新で置き換えると、「武士」だと私は考えます。
江戸時代に特権階級として存在していた彼らは、明治維新でどうなってしまったのでしょうか。
そしてここに心理的安全性がどう繋がってくるのでしょうか。
少し長くなってしまったので②に続きます。
→AIとコロナは「令和維新」!?②に続く