若手・女性人材を活躍に導く心理的安全性の高め方 ⑧

若手・女性人材を活躍に導く心理的安全性の高め方 ⑦の続きです。

相互の信頼と尊重を築く

前回お話しした「混乱期」を乗り越えて本音で話せる状態をつくることは容易ではありません。
混乱期をうまく乗り越えることができずバラバラなままチームが機能しないケースはよくあります。

混乱期を乗り越えるためには相互の信頼と尊重の関係性が構築される必要があります。チームのメンバーに対して信頼も尊重もしたいと思わない状態で衝突をすると、場合によっては罵り合いや責任の押し付け合いになったりして、より一層チームの状態が悪化します。

従って心理的安全性を高めることで、相互の信頼と尊重の関係性を形成し、そのうえで意見を衝突させても大丈夫と思える関係性と仕組みをつくることが求められます。

また心理的安全性が低いチームは、生産性の低い無駄な会議や打ち合わせをする傾向があります。

結論も出ず、意見を聞かれてもみんなだんまりで何のためにあるか分からない会議とか経験したことはありませんか?
しかも会議が終わってから、愚痴を言ったり、 自分は違う考え方だと言い出し、 会議で決まったことを真っ向から反発する行動をとる人など見たことはありませんか?

こんな状態だと成果の出せるチームとは言いがたく、会議の意味自体がないに等しいといえます。
会議や打ち合わせの生産性の高さと心理的安全性の高さとは密接に関わり合っているといえるのです。

長くなってしまったので⑨に続きます。

もうしばらくおつきあいお願いします。次回は“本音の議論があればこそ”
私が保育園経営者時代、パワハラ大王と言われていた当時の話も合わせてお聞きください。

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この記事を書いた人

28歳の時に保育園経営者として独立。
保育園時代は陰で「パワハラ大王」と呼ばれ、従業員との関係性やチームビルディングに苦しむ。そこから自分の在り方を変えるとともに、組織の心理的安全性を高める取り組みを進めた結果、劇的な組織風土の改善に成功する。

心理的安全性の仕組化を社内で構築して、会社のシステム化に成功。3年間で売り上げ5倍、従業員数3倍以上を心理的安全性を高めながら成功。その後会社を教育系上場企業に譲渡する。

現在は「本音で話せる」をテーマに、心理的安全性や組織風土改善の教育、指導を実践している。

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